
「地球が誕生して46億年
悠久の時の流れが岩石を作り それを風化して土を育んだ
土は地球上の命の循環を支え、また 文明の盛衰も土と深く関わってきた やきものの発明発展も土の恵みに他ならない」(文集"どすいか"第3号より)
火成岩、堆積岩、変成岩、火山噴出物が粘土鉱物生成の出発物質である。これらは46億年の宇宙活動、火山活動や地球内部の高温高圧環境の中で生成、更に熱水・風化作用を受けて粘土鉱物へと変身する。
尾張・西三河・東濃地方は200~500万年の昔「東海湖」と言う琵琶湖の10倍もの湖であった。付近の広大な花崗岩地帯から流入する風化粘土が堆積、これが国内有数の「やきもの」産地へと発展した。


東海湖底に堆積した粘土層と思われる。下から粘土層、亜炭層、シルト層、粘土層(日進市岩崎台地内標高50m)