すかしゆり(透百合) ユリ科ユリ属に属する植物の一種。原種は海岸の砂礫地や崖などに生える多年草、杯状の花を上向きにつけることが特徴。園芸種は50種位ある。花びらの付け根付近がやや細く、隙間が見えることから「透かし」百合の和名がある。
2007年、タジン鍋の製造販売開始と同時に始めた「耐久使用テスト」は左写真の3セットを交互に使い、1日2回程度・延べ3000回に達した。
1セット平均1000回の直火・空焚きに耐えてびくともせず、風格さえ感じられる。当窯品は市販の一般量産品のごとく、丁寧な取り扱い(使用説明書)は必要なく、空焚きやスチールたわし等、荒っぽく使っても大丈夫である。
2010年5月30日日曜日
127.3年間、延べ3000回に耐える / 当窯製 タジン鍋
2010年5月11日火曜日
126.タジン鍋 久々のテレビ放映 / じっくり34分

5月10日テレビ愛知 「レディス4」より
一般的にはシーズンオフが近い「土鍋」だが、敢えて、今、単一特集として放映したのは世間の話題を無視できなかったと推測する。最も「タジン鍋」は夏でも充分に活用して、特に野菜類を簡単に調理し、抵抗無く美味しく食べる事が出来るヘルシーな道具である。従って、今回の放映は流行に拍車を掛けるかも。
内容は、正味34分を掛けて基礎から応用まで丁寧に編成されていた。ただ、タジン鍋を製造販売する立場から意見するならば「どうして簡単に、早く、美味しく出来るのか?」という疑問に、「三角蓋の効果」の説明がなされたが、これだけでは不充分である。本来の「土鍋の効果」をパワーアップして、更に、「三角蓋の効果」が加わって相乗的に「タジン鍋効果」を発揮するのである。
<あけび> の花
2010年4月25日日曜日
125.タジン鍋レシピ専門書(当窯品紹介) / 本日発売

「プチ・タジンスタイル」 料理研究家 口尾麻美 著(㈱グラフィック社 1400円)が本日発売された。 コンセプトは 「小回りが効いて収納が容易でインテリアにもなる1~2人用の小さな鍋の魅力を充分に引き出し、タジンライフをエンジョイする」ことにある。 当新岩崎窯のタジン鍋も手作り品の代表として貢献している。以下、当窯品を使用した料理の一部を紹介する。 (クリック拡大)

昨年11月 当ブログの縁で東京の㈱グラフィック社から依頼があり、3セットを提供して専門家に使って戴いた。
2010年4月18日日曜日
124.タジン鍋レシピ 専門書続々 / 更に4月下旬 新規発行予定
書店に並ぶタジン鍋レシピ専門書 (クリック拡大)
他にも2,3あると思われるが未確認。同一目的で5種類の本が並ぶのは異例の事である。 更に4月25日、当「新岩崎窯」のタジン鍋、及び、それを使ったレシピが掲載された「プチタジンスタイル」なるタジン鍋レシピ専門書が発売される予定である。
あけびの花
2010年3月21日日曜日
123.タジン鍋余話 / ツタンカーメンの開花

ツタンカーメン(えんどう豆)の花
タジン鍋の故郷「モロッコ」から東へ遥か3000km、アフリカ大陸の付け根にある「エジプト」、王家の谷において20世紀始めにイギリスの考古学者が発見した「ツタンカーメン墓」、今から3400年前の古代エジプト第18王朝のファラオ「ツタンカーメン」の死は今も複雑な謎に包まれている。奇跡的に完璧に近い保存状態で盗掘も無かったとされている。
同時に発掘された物の一つに「えんどう豆の種」があったという。イギリスの考古学者はこれを持ち帰り繁殖に成功した。そして全世界に広まったと伝えれれている。日本には1956年にアメリカから持ち込まれ、小学校で栽培が始まったそうである。
花、鞘、豆すべてがワインレッドの独特な色彩である。豆ご飯にすると「小豆ご飯」のごとく色が付き風味豊かである。味は普通の豆ご飯と同じく美味しい。
2010年2月27日土曜日
122.タジン鍋のひろがり / 量産品の心配
姫水仙 2009.3
春になってタジン鍋ブームも一段落の様相だが、少し前は「800円」、「1000円」という量産品が市場に現れた。安価品の殆どは中国製である。最も大量生産品だがデフレの波にも乗っているようだ。とりあえず「試してみる」には一番の商品と思われるが、心配は「新しいタジン鍋の良さ」が充分に伝わらない可能性があることだ。例えば、量産品の一部は「水滴厳禁、ユックリ加熱、ユックリ冷やす・・・」など「注意が多くて簡単調理どころではない」。今風のタジン鍋は超耐熱材料で作り「急加熱・急冷却・空焚きに耐える」ことが「簡単調理」の基本ではなかろうか。
2010年1月23日土曜日
2010年1月17日日曜日
120.タジン鍋の故郷 再び-1 / どうしてモロッコなのか?

モロッコの
砂漠
タジン鍋はモロッコの砂漠地帯で生まれ長い歴史の中で育まれてきたという。砂漠は世界中に数多くある中でどうしてモロッコなのか?地理・地形、気候・風土、歴史・・・などの条件との関わりから推測すべく調査中。
アフリカ大陸
茶色は砂漠地帯を表す
緑の部分は赤道直下
アフリカ大陸の北西端、写真の上左端がモロッコ王国、西に大西洋、北に地中海・スペイン、東はアルジェリア(サハラ砂漠)
モロッコ王国
クリック拡大
2010年1月3日日曜日
119.謹賀新年 / タジン鍋 の 更なる発展へ

2009年はタジン鍋が爆発的なブームとなり全国的な「ひろがり」を見せた。当ブログへのアクセスも比例して増加、厚く御礼申し上げます。
2010年はブームの継続とユーザーの「使いこなし」の発展に期待したい。特に、「手作りタジン鍋」の良さをアピールして「量産品より一味違う」部分を理解して頂きたいと思う。機会をみてPRしてゆきたい。
2009年12月13日日曜日
118.タジン鍋のひろがり / ブログへのアクセス最高
12月11日(金)の当ブログへの日間アクセス数が通常の50倍を記録した。しかも、北海道から九州まで傾向は全く同じであった。当日はCBCテレビ(名古屋地区)が夕方の報道番組で「タジン鍋」を特集したが、他局で放映したかどうかは不明である。シーズンとはいえ異常な高潮ぶりである。折からのボーナスシーズンの影響か?。CBCの番組は名古屋市東区のモロッコ料理専門レストラン「カサブランカ」からの異例の生中継であった。
CBCテレビより 名古屋市東区 レストラン 「カサブランカ」 東海地区唯一のモロッコ料理専門店である。
2009年12月3日木曜日
117.タジン鍋のひろがり / NHK 特集放映

NHKテレビより 中央が講師の料理研究家 口尾麻美氏 (前頁の専門書の著者)
12月2日 NHK総合テレビ ゆうどきネットワーク において「タジン鍋」を特集。大手メーカーのデータによると、昨年の50倍出荷とのこと、まさにブーム到来である。番組ではタジン鍋の故郷「モロッコ」の砂漠地帯の風情や技術的な説明、それに、上記タジン鍋教室の様子が放映された。

NHKテレビより 【タジン鍋料理の「調理がカンタン」で「おいしい」秘密は図のような上下の温度差により食材から発生した水分を循環させ「味と栄養を封じ込める(水分循環効果)」ことにある。】と説明しているが「充分な説明」ではない。
実際は水分循環効果に加えて、遠赤外線効果、均一安定超高温加熱効果、圧力効果、密封効果、保温効果、無水による短時間調理と省エネ効果、そして、インテリア効果など、ハイテク材料技術と近代デザイン技術の成果が充分に発揮されているのである。詳しくは別の機会に解説しよう。
2009年11月15日日曜日
116.タジン鍋のひろがり / 百花繚乱
久方ぶりにネット調査、小規模な調査にもかかわらず「驚きの結果」であった。写真は ほんの一部であるが、この1,2年の間に当ブログで予想した通り急速な「ひろがり」を見せている。鍋の大小・国産/輸入・量産/手作り・小売店・・等で価格・性能は様々であるが大部分が量産品と思われる。しばし分析を行って結果を報告する。
写真は印刷したネット画面をスキャナ処理 クリックで拡大
2009年11月11日水曜日
115.タジン鍋のひろがり / レシピ専門単行本
つわぶき
タジン鍋レシピ専門書が既に刊行されている事を当ブログの縁で発見した。料理研究家/口尾麻美氏著作の下記2点を紹介する。

1. ハッピータジンライフ!
口尾 麻美 著 グラフィック社 版
1,470円(税込) 2009年09月 発行
2. 「タジンポット」でつくる、毎日のレシピ60
口尾 麻美 著 辰巳出版 版
1,260円(税込) 2009年10月 発行
2009年11月4日水曜日
114.タジン鍋のひろがり / 新しい万古焼

鍋物のシーズン入りとタジン鍋の認知拡大の影響と考えられるが、このところ当ブログへのアクセスが急速に増加した。1ヶ月平均で従来の10倍、多い日は40倍(11月2日)を記録している。
写真はホームセンターに陳列された新しい万古焼タジン鍋(1~2人用、約2000円)、従来の万古焼は当ブログのK型類似であったが既報の有田焼タジン鍋類似デザイン(当ブログのA型類似)となった。最もメーカーが変わったのかもしれない。
いずれにしても独特の蓋が小型軽量であることの機能的なハンデーはあり、値段相応でもある。K型の良いところは「蓋の内容積、及び、重量が大きいため水分の循環が充分に行われ、しかも、内圧が大きくなり圧力釜の機能も併せ持っている事、及び、遠赤外線、保温の効果も大きい事である。従って、一段と美味しい出来上がりとなる。更に、食材も多く仕込む事が出来る。
2009年9月23日水曜日
2009年8月29日土曜日
2009年8月23日日曜日
111.タジン鍋 値下げ、及び、新製品発売
タジン鍋の更なる普及のため、「20%の値下げ」を実施した。通販経費を含めても市場他品より更に求めやすくなった。
> K型:外形18㎝、高さ15㎝、鍋容量0.4~0.5ℓ、重さ1.5㎏ 黒 3600円、茶 2800円、白 3200円
> 新製品 A型:外形18㎝、高さ12㎝、鍋容量0.4~0.5ℓ、重さ1.0㎏ 黒 3200円、茶 2400円、白 2800円
お問い合わせ、ご注文は右欄を参照
2009年8月16日日曜日
2009年8月7日金曜日
109.タジン鍋 のひろがり -6 / テレビ人気番組に登場
8月7日、TBS系 朝の生活情報番組「はなまるマーケット」(8.30~)に特集番組の一つとして登場。流行の調理用具として「タジン鍋」の特徴、レシピ、試食など実演を交えて詳しく紹介された。この真夏にわざわざ「鍋物」を取り上げたのは、放置できない話題性と夏の健康管理に役立つからと思われる。
TBSテレビ 「はなまるマーケット」の一部 (クリック拡大)
当日の当ブログアクセス数=通常の4倍
8月18日、テレビ朝日系「レディス4」においても、通販として「有田焼タジン鍋」2セット7960円
が紹介された。
2009年8月5日水曜日
108.タジン鍋 ロマン再び ー 13 / タジン鍋のふるさと モロッコ 再び
アフリカ北西部 モロッコ王国、・・・
世界遺産の一つ・「アイット・ベン・ハドウ」、典型的なカスバの集落である。カスバとは「casba アラビア語で城塞(じょうさい)のこと。とくに北アフリカやスペインに残る中世および近世につくられた城塞をいう。一般に小高い丘陵や段丘上に位置することが多い(国語大辞典より)」


建物は殆ど「日干し煉瓦」で作られ、住民が修復の義務を負うという。
カスバの集落に住む民家のご馳走・タジン鍋(鶏肉とジャガイモの煮込み)
写真はNHKテレビ、及び、NET画像
2009年8月2日日曜日
107.タジン鍋 ロマン再び ー 12 / 尾形アツシ作陶展
名古屋市名東区のギャラリーに於いて「陶芸作家・尾形アツシ」の個展が始まった。今回、窯業技術専門校の同級生として激励に訪れたところ、折からの激しい雨にも関わらず超満員の盛況であった。女流画家・笹野恵子氏の作品展、クラリネット奏者・細井和美氏の演奏もあり充実したひと時であった。
彼は東京都出身、49歳、出版社編集部を10年で退職、1996年、愛知県立窯業技術専門校(瀬戸市)を卒業し、「やきもの」の世界にのめり込む。 瀬戸市で作家として独立し苦節10年、今や「粉引き、灰釉/炭化焼成」の第一人者である。そして、更なる発展のため、奈良県宇陀市に工房・住居を構え、益々の磨きを掛けて2年になる。現在は東京・東海・関西を中心に全国のギャラリーに個展を開いて活動しており「独特の味わいのある器」は必見の価値がある。 
尾形アツシ氏(右、左はギャラリーのオーナー))と作品の一部 <クリック拡大>
コンセプトは
「日々の食事という営みをしっかりと支える器、家族の器、ごはんを大切にする器」、子供茶碗もあります。
8月1日(土)~16日(日)、12時~18時、Gallery【芽楽】(Ga-Raku)、名古屋市名東区梅森坂1-903、℡052-702-3870

愛知県立
窯業高等技術専門校(瀬戸市) いわゆる職業訓練所/雇用保険受給者を中心に一般者を含めて全国から応募できる。詳細は学校名で検索。
2009年7月26日日曜日
106.タジン鍋 ロマン再び ー 11 / 宇宙誕生と超耐熱物質
宇宙誕生(ビッグバン)の瞬間、生成した物質元素は「水素(H)」、「へリューム(He)」、「リチューム(Li)」の3元素であった。最初は水素、更に水素数個の核融合によってへリューム、リチュームが生成、宇宙として広がっていった。やがて「星の誕生、成長、爆発」を繰り返しながら無数の銀河となり、91億年後にようやく太陽系/地球が誕生する。この間、H,He,Li以外の物質元素は一部は恒星の中で、他は恒星の爆発の瞬間に各々核融合により生成し、一部は化学反応によって化合物となり、ガスや塵となり、岩石となって宇宙をさまよい、再び新しい星の材料となる。
例えば、He原子3個が核融合して炭素(C)になり、4個は酸素(O)、Li2個から窒素(N)という具合に、鉄も、アルミニウムも、全ての物質元素は核融合により作られた。
特にリチューム化合物は「リチューム・イオン電池」として近年実用化されつつある有名なハイテク材料である。一方、「超耐熱材料」としてのリチューム化合物は通称「ペタライト鉱石」と呼ばれ、そのたぐいまれな「極小熱膨張係数」は他の材料を寄せ付けない。要するに「タジン鍋」の粘土材料に50%以上の「ペタライト」を入れると、急加熱・急冷却に非常に強く、直火・空焚に充分に耐えられる(300~500度の温度差)。従って、超耐熱土鍋として・・・・
2009年7月23日木曜日
105.タジン鍋 ロマン再び ー 10 / 再び宇宙 : 皆既日食

コロナ(国立天文台撮影) 国内では46年ぶりの皆既日食が7月22日観測された。あいにくの全国的梅雨空の中、硫黄島付近が貴重な観測場所となった。
宇宙誕生から137億年、太陽系/地球の誕生から46億年が過ぎ、太陽の消滅まであと63億年と言われている。 太陽系は銀河系(天の川銀河)の中のほんの一部分にすぎず、銀河系もまた宇宙のほんの一部分である。夜空に見える満天の星、銀河系だけで何億とも何千億個とも言われているが太陽系の惑星を除いて全て恒星である。要するに太陽と同じ様な星なのだ。
そして、宇宙全体にある物質元素は「水素(H)89㌫、へリューム(He)10㌫、その他1㌫と考えられ太陽系と大差は無いと思われる。更に、太陽と同じように惑星を従えている星も多かろう。従って、わが地球と同様の宇宙環境の中で「生物」が存在する星は無数にあるように考えられるが如何であろうか。これを断定する人は未だいない。
プロミネンス(NHKテレビ)
写真はいずれも 2009.7.22 AM11.15 硫黄島にて
太陽の直径は地球の約100倍、木星の10倍である。中心温度は摂氏1500万度、表面は6000度、黒点5000度、プロミネンス1万度、コロナ100万度。これらの現象は、強くて複雑な磁力線の影響と考えられているが現在でも謎のままである。
太陽を構成する物質元素は「水素(H)75㌫、へリュウム(He)24㌫、その他1㌫である。太陽中心部の超高温・超高圧・その他超雰囲気の中で大規模な核融合反応が繰り返され、主として水素がへリュームに変わると同時に莫大なエネルギーが発生する。エネルギーは数十万年掛かって表面に届き電磁波・太陽風となって宇宙へ放散される。我々地球はこのエネルギーを偶然にも絶好な環境で受けて生きている。
2009年7月20日月曜日
2009年6月28日日曜日
103.タジン鍋 ロマン再び ー 8 / 瀬戸古窯

松の芽吹き
猿投窯の終焉と並行して「日本6古窯」の一つである「瀬戸古窯」が始まる。日本6古窯とは、中世・平安時代後期から繁栄し、現代も続いている主要な6つの窯場を云い、瀬戸の他、常滑・信楽・備前・丹波・越前がある。
瀬戸古窯は猿投窯の最北に位置し、猿投窯の技術を受け継ぎ、更に良質で豊富な粘土と燃料(松、なら等)を駆使して発展してゆく。・・・・(取材中)
102.タジン鍋 ロマン再び ー 7/ 猿投窯の終焉
5~14世紀、日本最大の陶器(須恵器・灰釉陶器)生産地に発展した「猿投窯」もついに終焉を迎える。どうして終わったかは諸説あるが推測を含めて纏めると次の様である。
1. 他地域が発展し相対的に衰退。猿投窯の技術は全国に広がり、また、大陸からの技術導入もあって他地域が大きく発展。猿投窯はもともと保守的で、末期の13~14世紀ごろは一般庶民向けの安茶碗に集中して生産していたの発展が遅れたともいわれる。
2.猿投窯地域は、材料(粘土、燃料など)、流通に限界があり、例えば、「瀬戸」に比べて粘土層が薄く、亜炭層もあって新時代の大量生産には不向きであった。又、燃料である木材(松、なら)が枯渇したとも言われている。
しかし、猿投窯の技術は次代の瀬戸古窯、常滑古窯を中心に引き継がれて今日まで、日本の・世界の代表的陶磁器生産地として発展して行く。
2009年6月21日日曜日
101.タジン鍋 ロマン再び ー 6 / 猿投古窯跡群-3


香久山古窯/日進市香久山5丁目 /海抜50m 2009.7.19撮影
猿投窯・約1500基は特に奈良・平安時代にはわが国屈指の窯業地でした。灰釉(かいゆう)・緑釉陶器(りょくゆうとうき)という、当時の日本で最も高級な製品を生産し、中国製品に次ぐ高級品として平城京・平安京の都を中心に全国へ供給されました。 のちに、その窯業技術は、瀬戸・常滑へと受け継がれたと考えられています。
これらの内、保存状態の良い窯の一部が市町村の文化財として手厚く保護・公開されている。香久山古窯もその一つ、また、香久山古窯(岩崎45号窯)は70基を数える猿投窯・岩崎地区の古窯の中のひとつで、昭和57年(1982年)に発掘調査が実施されました。遺構は、平安時代初期(9世紀初期)の典型的な窖窯(あながま)で、長さ7.9m、幅2.0mの窯内に分焔柱(ぶんえんちゅう)を有し、天井部を除いて、ほぼ完全な状態で残存していました。

詳細 クリック拡大
香久山古窯がある「すずかぜ公園」、右は香久山小学校 発掘調査(1982年)の後、古窯を残して周囲は名古屋市の都市計画として宅地開発(1985~1995)された。
香久山古窯がある建物 これ程の丈夫な建物は猿投古窯跡群地域には他に無い。




