宇宙誕生(ビッグバン)の瞬間、生成した物質元素は「水素(H)」、「へリューム(He)」、「リチューム(Li)」の3元素であった。最初は水素、更に水素数個の核融合によってへリューム、リチュームが生成、宇宙として広がっていった。やがて「星の誕生、成長、爆発」を繰り返しながら無数の銀河となり、91億年後にようやく太陽系/地球が誕生する。この間、H,He,Li以外の物質元素は一部は恒星の中で、他は恒星の爆発の瞬間に各々核融合により生成し、一部は化学反応によって化合物となり、ガスや塵となり、岩石となって宇宙をさまよい、再び新しい星の材料となる。
例えば、He原子3個が核融合して炭素(C)になり、4個は酸素(O)、Li2個から窒素(N)という具合に、鉄も、アルミニウムも、全ての物質元素は核融合により作られた。
特にリチューム化合物は「リチューム・イオン電池」として近年実用化されつつある有名なハイテク材料である。一方、「超耐熱材料」としてのリチューム化合物は通称「ペタライト鉱石」と呼ばれ、そのたぐいまれな「極小熱膨張係数」は他の材料を寄せ付けない。要するに「タジン鍋」の粘土材料に50%以上の「ペタライト」を入れると、急加熱・急冷却に非常に強く、直火・空焚に充分に耐えられる(300~500度の温度差)。従って、超耐熱土鍋として・・・・