縄文式土器
地球上において、陶器はいつ何処で生まれたか明確な根拠は無い。1万2千年以上前の日本(縄文時代初期)で焚き火の中で硬くなった土を発見、土器を発明したと言う説が有力であるが定かではない。前後して世界の彼方此方で既に作られていたかも知れない。その後、世界各地で独自に発展してゆき、中でも中国陶器は世界各地に流通した。「磁器」と言う緻密で硬く、強い「やきもの」は10世紀前後に中国・景徳鎮で発明され世界各地に広がってゆく。日本では年代順に「縄文式土器」、「弥生式土器」、「須恵器」、「土師器」、「陶器」、「磁器」と呼ばれ、特に陶器・磁器の技術は15世紀以降中国、韓国の影響を強く受けて発展してゆき、20世紀には日本の陶磁器技術は世界トップレベルに到達した。