2010年3月21日日曜日

123.タジン鍋余話 / ツタンカーメンの開花


  ツタンカーメン(えんどう豆)の花
 

  タジン鍋の故郷「モロッコ」から東へ遥か3000km、アフリカ大陸の付け根にある「エジプト」、王家の谷において20世紀始めにイギリスの考古学者が発見した「ツタンカーメン墓」、今から3400年前の古代エジプト第18王朝のファラオ「ツタンカーメン」の死は今も複雑な謎に包まれている。奇跡的に完璧に近い保存状態で盗掘も無かったとされている。

     同時に発掘された物の一つに「えんどう豆の種」があったという。イギリスの考古学者はこれを持ち帰り繁殖に成功した。そして全世界に広まったと伝えれれている。日本には1956年にアメリカから持ち込まれ、小学校で栽培が始まったそうである。
 花、鞘、豆すべてがワインレッドの独特な色彩である。豆ご飯にすると「小豆ご飯」のごとく色が付き風味豊かである。味は普通の豆ご飯と同じく美味しい。