約40日間、続けてきましたが,ここで一段落します、ご愛読有難うございました。今後も一層精進し内容の充実化、新しい情報の紹介など不定期にブログします。引き続きご愛読、ご指導をお願いします。
2008年5月31日土曜日
39.バックNO.一覧表/タジン鍋のすべて
今までのブログのタイトルを纏めておきます。
1.タジン鍋のインターネット販売を始めました
2.無水調理土鍋 /タジン鍋とは?
3.タジン鍋の特徴/野菜が柔らかく、とてもおいしい
4.タジン鍋の使い方/すごく簡単
5.タジン鍋の超耐熱性/従来の土鍋とは陶材料が違う
6.タジン鍋のレシピ/キャベツがいちばん
7.タジン鍋愛用者談/使い出したら止められない/夏OK
8.タジン鍋の販売事情/商品とその信頼性の認知
9.タジン鍋の手作り-1/製造工程
10.タジン鍋の手作り-2/材料について
11.タジン鍋の手作り-3/粘土の荒練
12.タジン鍋の手作り-4/菊練
13.タジン鍋の手作り-5/ロクロ引き
14.タジン鍋の手作り-6/半乾燥
15.タジン鍋の設計思想/性能と使い勝手
16.タジン鍋の手作り-7/中仕上げ
17.タジン鍋 製造・販売の動機/「やきものワールド」見学
18.タジン鍋の手作り-8/乾燥
19.タジン鍋の手作り-9/施釉
20.タジン鍋の手作り-10/焼成
21.タジン鍋の手作り-11/完成検査
22.タジン鍋の性能実験-1/データで証明する
23.ここで工房紹介/クイズを当てて タジン鍋をゲットしよう!
24.タジン鍋の性能実験-2/材料の対熱衝撃性比較d
25.タジン鍋 手作り工程における省エネ、省資源
26.タジン鍋のデザイン/ご意見うかがい
27.タジン鍋の魅力ふたたび-1/柔らかくて美味しい
28.タジン鍋の魅力ふたたび-2/調理が簡単
29.タジン鍋の魅力ふたたび-3/使いこなしが楽しい
30.タジン鍋の魅力ふたたび-4/健康増進に貢献
31.タジン鍋の魅力ふたたび-5/エコロジー、エコノミー
32.手作り陶器、土鍋、タジン鍋
33.土鍋も進化する/タジン鍋もそのひとつ
34.タジン鍋のIH対応について/研究中
35.タジン鍋の注文方法/メールしてください。
36.土鍋の最大の特徴=遠赤外線効果とは?-1/タジン鍋は最高
37.土鍋の遠赤外線効果とは?-2/タジン鍋はより大きな効果
38.土鍋の徐加熱・保温効果/タジン鍋の肉厚が効く
39.バックNO.一覧表/タジン鍋のすべて
40.タジン鍋物語/一応の決着
2008年5月30日金曜日
38.土鍋の徐加熱・保温効果/タジン鍋の肉厚が効く
土鍋は金属鍋に比較して「ゆっくり加熱」のため、香りや栄養を損ないにくく、熱むらが少ないので味むらも少なく全体に美味しく調理できる。この逆が「保温効果」であり、長い時間冷めないので「美味しさ」が持続する。タジン鍋は鍋の肉厚を大きくしてあるのでこの効果は一段と大きい。
また、土鍋の中でタジン鍋の調理が特に早いのは「無水調理」のため「水」をあっためる時間が不要だからである。
一般的に加熱・冷却速度は加熱冷却条件以外に材質固有の「熱伝導率」、「比熱」、「気孔率」、「重量・鍋底厚」で決まる。熱伝導率は大きいほど早く、ダイアモンド・1000、アルミ・240、鉄・84、ステンレス・41に対し、耐熱陶器・1.0(気孔率含む)、空気・0.02。比熱は小さいほど加熱・冷却速度は早く、水・1.0、空気・0.24、レンガ・0.2、金属・0.1、陶器・0.1で大差なし。重量・鍋底厚は小さいほど早いが比較困難である。ただ、土鍋は強度の弱さと重量・使い勝手を考えて、ほどほどに厚く作る。タジン鍋はやや厚くして保温効果を上げてある。
37.土鍋の遠赤外線効果とは?-2/タジン鍋はより大きな効果
「遠赤外線効果」は、世間で知られている「△△効果」や「○○効果」と違って、実際に科学的に証明されている効果である。「土鍋」以外に「石焼いも」、「焼き甘栗」や「ピザ」などの美味しさも「遠赤外線効果」を最大限利用した調理法である。日向ぼっこや薪ストーブも芯から暖まり、癒される。逆に夏のかんかん照りの夜に部屋が暑いのは天井や壁から「遠赤外線」が放射されているからである。
「遠赤外線」とは、日常的に眼に見える可視光線(分解すると虹の7色になる)の「赤」より少し波長の長い(4~25ミクロン)電磁波の一部である。波長が長い故に物体の奥まで浸透する性質がある。参考までに電磁波を波長の長い順にならっべると「電波(ラジオなど)」、「マイクロ波(テレビ・ケータイ・電子レンジなど)」、《赤外線(遠赤外線を含む)》、《可視光線》、《紫外線》、「エックス線」、「ガンマ線」となる。《》は生物の生存に最小限必要な電磁波(太陽の恵み)。
タジン鍋は鍋の肉厚を極力大きくする事で、より大きな遠赤外線効果を発揮する。一方、熱の伝わり方には「伝導」、「対流」、「放射」があり、金属鍋は伝導・対流が殆どであるが、土鍋・石釜・レンガ窯などは伝導・対流に加えて「遠赤外線」の放射(輻射とも言う)が大きく、素早く芯まで加熱する力がある。
2008年5月29日木曜日
36.土鍋の最大の特徴=遠赤外線効果とは?-1/タジン鍋は最高
繰り返し言及してくどいようですが、土鍋の良さは周知の事実である。食材をゆっくり加熱(徐加熱効果)、遠赤外線で芯まで加熱(遠赤外線効果)、ゆっくり冷える(保温効果)、金属の味を出さない、むしろ陶器の味を出す、そして、鍋のまま食卓へ・・・、これらが「土鍋は美味しい」結果となる。タジン鍋はこれらの効果を更に高めるだけでなく、「密閉蒸し焼き効果」により味、香り、栄養を逃がしにくいので美味しさは一段上となる。水を殆ど使わないので早く出来る事もタジン鍋の特徴である。
しかし、何といっても「遠赤外線効果」が最大の特徴である。
2008年5月27日火曜日
35.タジン鍋の注文方法/メールしてください。
右下に説明してあります様にご注文の場合は色、個数、支払方法の指定、をお願いします。加えて「ご住所」、「お名前」、「電話番号」をご記入ください。こちらから「ご注文受付」、「在庫有無」、「納期」、及び、こちらの「住所、氏名、電話番号」をお知らせします。
2008年5月24日土曜日
34.タジン鍋のIH対応について/研究中
一般土鍋のIH対応製品が最近出回り始めている。仕組みは、鍋底IH面に金属(銀など)をコーチングした物、鍋底内面にステンレス板(有磁性)を置く方法、IH面に鉄板を載せその上に土鍋を載せる方法などである。これらの実用性は未確認だが「タジン鍋」に応用できるかどうかについては「現状では困難」である。強加熱のための「IH面と鍋底の微妙な関係」、「熱伝導」、熱膨張」、「耐久性」、「コスト」など克服すべき課題は多いが研究は続けてゆく。しかし、「土鍋はガスにかぎる」との考え方も有る。
2003年の「暮らしの手帖」によると、IHとガスの長所・短所を実験で確認した上で「IHは推奨できない」とある。IHの短所が2008年時点で画期的に改良されているという情報は無い。
又、電力メーカーの数字によるとエネルギー効率はIHヒーター:90%、ガスは45%というが、電力は発電で効率40%、送電ロスなどを考慮するとトータルではガスの方が効率が良いのではないか。
更に、有識者のデータによると、「IH、エコキュートを含む「オール電化」は一般家庭では、経済性、省エネ・エコに逆行している。長期信頼性、電磁波の問題は未解決」とある。
33.土鍋も進化する/タジン鍋もそのひとつ
既に言及したように、タジン鍋は、従来の土鍋の「遠赤外線効果、徐加熱効果、保温効果」の更なる向上に加えて、「超耐熱化」、「水分循環機能の付加」、「デザイン多様化」、「IH対応(研究中)」など、ハイテクの恩恵を受けて大きく進化している。
2008年5月22日木曜日
32.手作り陶器、土鍋、タジン鍋
手作り陶器 出雲丸灯篭(径250×高400 薪窯にて焼成)
「新岩崎窯」では、食器、花瓶、壺、茶香炉、シーサ、植木鉢、盆栽鉢、庭園用陶器(写真)、一般土鍋、タジン鍋・・・など、手作りできる物は何でも製造・販売している。
2008年5月15日木曜日
30.タジン鍋の魅力ふたたび-4/健康増進に貢献
何といっても「野菜」が柔らかくて美味しい、塩分など味付け無しでも充分に美味しい。しかも、簡単調理ときている。だから1日1回はタジン鍋を使いたくなる。結果として健康増進に役立つ(ヘルシー)。今までのユーザーの殆どの方が「虜(とりこ)」になっているとの事。我が家でも同様である。
2008年5月12日月曜日
29.タジン鍋の魅力ふたたび-3/使いこなしが楽しい
熱に強く使い勝手が良いので色々な「調理」、「鍋・蓋の利用法」が老若男女を問わず手軽に楽しめる。水加減をしてゆっくり煮込んだり、茶葉や豆を炒ったり、焼き芋、焼肉、ご飯、煮込み料理・・など。又、鍋を逆さにして「ピザ」を焼いたり、蓋だけを使っても何か出来そう。 とにかく蓋を開ける瞬間の緊張感とスリル、出来栄えを見たときの驚き、楽しさはタジンが「やみつき」に成っても可笑しくない程である。
2008年5月11日日曜日
28.タジン鍋の魅力ふたたび-2/調理が簡単
材料を入れて火にかけるだけ、味付け無しでも充分に美味しく調理。水が殆ど無いので短時間で出来上がり、手間もエネルギーも半分以下。鍋のまま食卓へ、従って片付けも簡単。
2008年5月10日土曜日
27.タジン鍋の魅力ふたたび-1/柔らかくて美味しい
強い「遠赤外線効果」により素早く芯まで加熱。密封して少量の水で「蒸し焼き」にするため素材の味、香り、栄養を逃がさない。肉厚陶器による「保温効果」大。
2008年5月5日月曜日
2008年5月2日金曜日
25.タジン鍋 手作り工程における省エネ、省資源
苔玉
タジン鍋自身は、その特徴ある機能によって調理における「省エネ」に貢献している。一方、当「新岩崎窯」ではタジン鍋の製造過程で次のようは省エネ、省資源、環境保全を行っている。
1.工程途中の材料ロスを最小限にするために、設計・使用粘土の重量をシビアに管理。(リデュース)
2.ロクロ、中仕上げ工程では切削部分を最小限にとどめ、発生する屑土は練り直して製品に再利用。(リユース)
3.粘土の付着した冶工具、手などの水洗い排水は地面に浸透させ、工房外には流さない。残渣は粘着材として園芸土の合成に使用(苔玉などの用土に利用)。(リサイクル)
4.水道蛇口は設置せず、汲み置き水を段階使用。電気炉は主として夜間通電。
2008年5月1日木曜日
24.タジン鍋の性能実験-2/材料の対熱衝撃性比較
超耐熱材料、非耐熱材料の鍋による実験 ガスコンロ上で直火・空焚き10分、都市ガス消費量;2ℓ/分 左:超耐熱材料、右:非耐熱材料 左は異常なし、右は5分で「ピシッ」と音がしてクラック発生、写真はクラック位置に黒線 温度は不明なるも新聞紙破片が焦げる温度。
超耐熱材料、非耐熱材料のテストピースによる実験 ガスバーナーで中央部分を直火加熱2分 中央部分は赤熱約600℃、周辺部との差は約400度(推定)
写真左が超耐熱材料、右が普通材料 5月9日実験
熱衝撃試験は部分的に急加熱したり、高温加熱したものを局部的に急冷却(水に入れる等)して350度、500度の温度差を与えて破壊の有無などを調べる。
耐熱材料同士の比較(ネットより引用、JIS S2400:2000基準、 破壊数/試料数)
一般土鍋土 150度差 0/3、350度差 2/3、 500度差 3/3
超耐熱土 350度差 0/3、 500度差 0/3
23.ここで工房紹介/クイズを当てて タジン鍋をゲットしよう!
恥ずかしながら小さな工房を紹介。約10㎡(3坪)の所謂「うなぎの寝床」ながら、各所に工夫を凝らし効率よく製造できるようにしてある。
手前から、土練り台、ロクロ、仕上台、電気炉。土練り台の下は排水が地面に浸透する構造、その手前の地下に粘土保管庫・・・ 工房の表札
クイズ・・・上記写真「工房の表札」は日本語で「何」と読むのでしょうか。メールにて応募ください。
Tao Fang Yanqi Cong 1996
賞品 ・・・抽選により、1名=価格無料 3名=5割引き 5名=2割引きにてタジン鍋1セット提供
締め切り・・5月31日メール到着分まで
発表 ・・当ブログにて6月上旬